歌はドラマだ!(霧矢さんライブ@コットンクラブの感想メモ)
去る6月3日4日に開催された、霧矢さんのライブへ行ってまいりました。(鑑賞したのは3日2nd)。大人っぽい会場の雰囲気もさることながら、曲ごとに変わっていく世界を驚きつつ見つめるひとときで、非常に充実していました。また、ミュージカルコーナーが非常に「役を生きる霧矢さん」に満ちていて、早く次の公演が始まらないかなという気持ちでいっぱいです。
「どうしようかなー」と思ってるうちに行きそびれた方次回は是非!
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/hiromu-kiriya/
霧矢大夢 LIVE 2015 - My Favorite Songs -
6.3.wed & 6.4.thu
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pmMEMBER
霧矢大夢 (vo), 安部潤 (p,key), 増崎孝司 (g), クリス・シルバースタイン (b), 波多江健 (ds), グスターボ・アナクレート (sax/fl), Sky (cho)
- Fly to the moon
- It don't mean a thing
- The best is yet to come
- My favorite things
- Blue moon / Everytime we say goodbye (回によってどちらか)
- Night and day
- Sin tu amore
- Musical medley
- Mi mancherai
- Stand by me
---アンコール
- Hallelujah
- To Where You Are
(曲名等間違っていたら何らかの手段でご指摘いただけるとうれしいです)
(以下感想メモ)
衣装が回によって白バージョンと黒バージョンとあったそうで、私が観た回は黒バージョンでした。スパンコールでボーダーになっているタンクトップにノースリーブで丈の長いジャケットが女性らしく、アクセサリーはがっしりめのをつけて甘すぎないところがまた素敵。
スタンダードナンバーのコーナーは、宝塚時代に歌ったことがある曲やアルバム「The Gentlewoman」に収録した曲も含めて、生演奏で心地よく響きました。席が近いか遠いかよりも、音がとても綺麗に届く会場であったということもとても幸せ感を増幅させていました。
ミュージカルメドレーは「2014年に出演した公演をたっぷり振り返る」コーナーで、これが私はとても楽しかったです。あの役やこの役にこんなところで会えるなんて!メドレーといいつつ結構たっぷり歌っているところもありました。
コーナーの最初はオーシャンズ11。「Fate City」が聴けるとは!2月の「Golden Songs」以来。やっぱりどこかでダニーやってたんじゃないかな。(やってません)
それよりももっと予想外で驚いたのは「焔のアグネス」。帽子が出てきた途端にちょっと(椅子の中で)後ずさりしました。
そして「ヴェローナの二紳士」からシルヴィア。この短時間にものすごい変化です。
ここでミュージカルコーナー終わりかと思いきや、次に出演する「ラ・マンチャの男」から…アルドンザのナンバーを…やらずに(客席ずっこける)、「ラ・マンチャの男」を披露。キーは男役っぽいあたり。こちらも「現役時代にやったっけ…?」と誤解するような力強さでした。次に拝見するときはアルドンザなので、この日の記憶はそっとしまっておこうと思います。
この短時間にいろんな役を演じた(のを観客は見た)ようなもので、心がいっぱいになると同時に「早く次の公演が観たい!」と思ったのでした。演じているところを見る機会は実はしばらくなかったのですね。一曲歌うってのはちょいちょいありましたが。
アンコールの最後の曲は愛という意味では一番こもっていたような気がして、思い出してこちらもウルッとしました。
「Amore e Musica」「The Gentlewoman」とあえて女性っぽい要素を入れていた印象がありますが、今回はそういうのも少なかったような。卒業後三年経つとあえてそんなことをしなくても十分女性らしく見えるのだ!実際見えた!と思いました。前も見えてたけど!
素敵な音楽に包まれるし、食事も飲み物も美味しいし、なんて贅沢なひととき。これほど「舞台が楽しみ」って書いた後で言うのも恐縮ですが、ライブもまた是非開催されるといいなと願っています。