かべメモ

いわゆるメモってやつです

ここのところの鑑賞メモ(2016年2月くらいまで)

いろいろ見に行った話の観劇・鑑賞系。2月まで。だいたい行った順にしたら、混沌としたリストになったなって自覚はある。

 

ジャニーズ・ワールド(帝国劇場)

チケットが取れたので12月に鑑賞。すごいキラキラしてたみたいなのだけど、予想以上にストーリーの把握を脳が拒否したため、「世界平和」ってことかなとぼやーっとまとめて観ていた。一年後の自分へ「2回めは慣れるの?」という疑問を送っておきたい。A.B.C-Zが出てるというのがだいたいの目当て(既に伏せる必要もない)だったけどそれはだいたい楽しめた。よ!あとけんてぃー株がめちゃくちゃ上がった!

「帝劇(※劇場)ってあんな演出もできるんだね…!」とびっくりした。いわゆるマンションってやつとか、飛行船が(ミュージカル見てると考えられない)あんなとこから出てくるのかとか、みんなよく飛ぶなぁとか、映像等を表示するパネルみたいなのがやたら眩しいとか。

帝劇へはミュージカルを観るために何度か来ているが、いつもの帝劇じゃないみたいだった。ギラギラしとった。看板の段階で顔がいっぱいで少し怖い。いつも開演前にくつろいでいる、2階の吹き抜け側に並んでいた机と椅子が撤去され物販になっていて居場所がなかった。

それはそれでこれはこれなんだけど、なぜか「SHOCKってすごかったんだなぁ…」としみじみしながら帰った。

 

月組「舞音/Golden Jazz」(東京宝塚劇場)

芝居は舞台をフランス領インドシナに移して。アジアンテイストを取り入れるのは大賛成で、冒頭の、マノンがせり上がってきて、風がふわっとアオザイの裾を揺らすところは、これだけで「今日来てよかった…!」と心のなかでガッツポーズをする勢い。ランタンのお祭りシーンは定番だけどたのしい。

わざとなのだと思うけど、「こういう演出(or台詞)、あの作品で見たなぁ」というところが目についた。スカーレットがタラで宣言してたようなのとか、オスカルがバスティーユの前に訴えかけてたのとか。*1

ショーは賑やかで清く正しい一品。レイニーの場面がかっわいいので好き。アフリカの場面は難しそうだけどとても見応えがある。タンバリンは自分で鳴らすと意外と音が大きくて、使わないときに鳴らさないようにする工夫が必要だよね。

都民寄席浪曲の会2016

2016/02/07、江戸東京博物館ホール。

浪曲を聴くというか見に行く勇気がなかった。テレビで放送される機会は意外と多くなく(レコーダーのキーワードで「浪曲」って入れてもなかなか番組が録画されない現状)、とはいえラジオも録音に失敗し続けていたりして、木馬亭も一度一人で行ったのだけど、その後また一人で行く勇気がなかなか出なかった。そんな中募集を見つけたので参加してみた次第。素人にも個性と魅力がわかりやすいラインナップ(番組)で、また聴けるところに行ってみようと思うのだった。

玉川太福『清水次郎長伝 石松代参』曲師玉川みね子
大利根勝子『梅山家の縁談』曲師玉川みね子
解説 長井好弘
玉川奈々福『仙台の鬼夫婦』曲師沢村豊子
澤孝子『春よ来い』曲師佐藤貴美江

cube三銃士 Mon STARS Concert ~Returns(グローブ座)

橋本さとしさん、石井一孝さん、岸祐二さん、ミュージカルで活躍する三人のコンサート。といっても単純に歌うだけのものではなく、三人で代わる代わる小道具や被り物を変えながら「レ・ミゼラブル」のナンバーを歌ったり、懐かしいアイドルメドレーに挑んだり、オリジナル曲を歌ったりするエンタメ度の高い公演。素敵なお兄さまたちが全力で悪ふざけするさまっていいよね。

2/12鑑賞。ゲストに霧矢さん。スカートが短い(見慣れないので動揺)。『マイ・フェア・レディ』から「だったらいいな(Wouldn't It Be Loverly)」を歌ってくれて、最高にときめいた。もう一曲は『オーシャンズ11』から「Fate City」。こちらもやっぱり似合う。再演求む。

渋谷らくご

2月15日(月)20:00~22:00 立川吉笑、雷門小助六、春風亭一之輔、玉川太福
「渋谷らくご」創作大賞、玉川太福がトリをとる会

浪曲を知るためには、扱われる物語とかにももう少し興味を持ったほうがいいんじゃなかろうか」と思い、落語もちょっと見てみたらいいのではないかと考えていた。落語の演目を浪曲でとかあるじゃないですか。で、直近で初心者でも行きやすそうな会はないのかと探していたところたどり着く。前述の都民寄席にご出演の玉川太福さんも(浪曲で)出るということでこの回になった。全部で2時間程度というのは、寄席の楽しみ方がよくわかっていない身にはやさしい。飽きることなく最後まで楽しめた。

まだよくわかっていないのだけど、落語の話術は最後にオチという形で一気に収束したりするのでときどき宇宙が見えるような気がした。トリの太福さん「流山の決闘 -任侠流山動物園」は、もともと落語だったものを浪曲にしたもの。動物園なのでブヒブヒっとうなる。

恋と音楽FINAL(パルコ劇場)

稲垣吾郎主演ミュージカル。生演奏のライブ感がありまたラブリーなお話。甘い歌声に合うナンバーが揃えられるのも3作目だからこそ。架空のミュージカルのキラキラした衣装が似合うって素敵…。

あの騒動以来、初めて実際に目にするSMAPメンバーということで無駄に緊張したが(観客の私が)、お元気そうで胸をなでおろした。作品を楽しみすぎてて、同じ回を観劇していたらしいつよぽんに気づかず。

私の席は上手の少し前の方あたりの席で、修司さん(吾郎さんの役)が鏡(枠だけ)の中を見るとちょうどその目線の先あたりになってて、何度も「ひえぇ」となる。隣の人は終始口を手で覆ってたので勘違いではないと思う。

Shakespeare/ Hot Eyes!!

東京宝塚劇場

お芝居はわかりやすそうでいて色々気になる引っかかるところ*2もあるけど、劇中劇など見どころも多いのでスターの力でなんか許してしまう、最終的にとっても宝塚っぽい作品だなと思った。あと、コーラスで説明されても大体ちゃんと聞き取れるのが宙組のすごいところだなぁといつも感動する。

ショーは瞳がテーマ。「全場大階段」という裏設定って本当に必要だったのかな…?幕で隠れちゃうとあまりその設定感が出ないように感じたのだけど。無駄にそっちが気にかかったけどやってることは楽しくて、これはぼやぼやしてると回数重ねちゃうやつだ危ないって思った。

*1:ここからは既に言いがかりの域だと思うんだけど、最後にシャルルが「どこへ行けば…」と嘆いて船頭が笠を取ったらもう一人のシャルルで「心が命ずるところへ…(台詞はどっちもうろ覚えで申し訳ない)」ってのはなんとなくエリザの「生きていけない→死ねばいい」の流れを思い出すし、そもそもあのような状態で舟に乗ったりランタンのあかりの中引っ込んでったりってなんだかファントムっぽいなぁなんて

*2:いきなりジョージがコミカルキャラっぽくなるのって先生それどうなの、とか