かべメモ

いわゆるメモってやつです

私の落ちた穴。

「ボクの穴、彼の穴。」(2016/5/21~28、パルコ劇場)を観劇しました。作品自体もギューっとなりつつとても面白かったのですが、とくに出演されていた塚ちゃんこと塚田僚一さん(A.B.C-Z)の見たことなかった魅力にガツンとやられてしまい、しばらく生活に支障をきたすレベルだったので、ちょっと記念にそのあたりのことをメモしておきたいと思います。作品の感想でなくてすみません。

でもどの場面の何が良かったのよって細かく具体的に書けないくらいにはまだちょっとだいぶ混乱しているので、とりあえずつらつらと書いてみます。

観劇したのは火曜日で、劇場を出た直後は衝撃を受けていたことにあまり気づいておらず、あとからじわじわじわじわ「なんだったんだろうあれは…あれなんかすごくなかった…?」ってグルグル考えていたらもう金曜日になっていて、「次にあのような塚田さんを見られるのっていつだ…」ってようやく気がつき、土曜の朝に電話を掛け、半ば執念のようなかたちでキャンセル待ちを得て千秋楽を観た次第です。みられてよかった!

 

ひとことで言うと「すっごい個性的な役者さんかもしれない!!」って感じです。

すぐ思いつく特徴はいつもニコニコしてそうなところと、すっごいよく動く身体(バラエティ番組では出るたびにバク転等させてもらってます)と、高めでとにかく通る声(ファミラジ*1に出てた時に、コンビニ内のたいがいのノイズに一人だけ打ち勝っててちょっと面白かった)。ただ私は、チェックし始めて日が浅いこともあってか、芝居面で今回ほどゾクゾクする役を見たことがありませんでした。今回は特に(原作があるとはいえそれはわりと概念っぽいもので、それぞれのキャラクターを肉付けした部分は新作のようなものだったためか)猛烈に頭と心と身体のリンク具合が高く、そこからとてつもないエネルギーが生み出されているように感じました。陽っぽい人の闇は深い。ここからは素人の推測にすぎませんが、表現する身体は持っているけど、どう使うかもしかしたらまだ完璧には理解していないのかもしれない、そしてそれができるようになったら(もしくは今回のようにうまいこと引き出されたりしたら)他にない、恐ろしいまでの吸引力が出る人なんじゃないか、という、ブラックホールの入口を見たような気持ちなのです。こわい。こわいけどとても見たい。劇中にもあったけどできる子だと思うのですよ!みんなが気づいてないだけで!

また絶対舞台やってほしい!かなり真面目に待っております。

*1:ファミマの店内ラジオ