かべメモ

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ジュリアンサバイバル2016 in うちのプランター

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園芸日記より、2016年ジュリアンの項。

ジュリアンっていうのはプリムラ・ジュリアンっていうお花です。この記事には園芸的に役立つことは書いてありません。

 

経過

DAY1:植えた

2月2日。春を待ちきれずに、プランターを置いてあるエリアの整備を始めた。

花が咲いていると水やり等の意欲が湧くだろうと、適当な花苗を買いに行った。その中にプリムラ・ジュリアンがあった。赤、ピンク、紫、青、黄色。売り場で「これは!」と小さく飛び上がるほどにいい感じのカラーリングだった。話がそれるがこのへんの事情を記しておきたい。

「緑色の花は少ない」問題。当初私が空想したのは某国民的グループのイメージカラー(赤、青、ピンク、黄、緑)だった。この5色を寄せ植えにするには緑をどう扱うかが問題になってくる。考えていた時何人かに言われたが「緑は葉っぱのとこでいいんじゃないの」とは考えられなかった。つまり別の種類の植物を用意する必要がある。ひとつだけ別の種類だとかわいそうだから、全部別の種類で用意したほうがいいのではないか、という考えに至った。

---まとめるとこういうかんじ---
before: ●●●●●←花のカラバリに緑がある草ってほとんどない
緑だけ別: ●●●●▲←かわいそう
after: ●■★◆▲←世界にひとつだけの感じ
---

とはいえまだ冬で、選べる植物の種類がとても少ない。暖かくなったらトライしよう。

他に思い浮かべた5色の組み合わせが某5Starsだった。この時期売られているパンジー・ビオラは単色よりも2〜3色混ざっているものが多く、また赤、青等のはっきりした色は見かけない。この種の遊びにはあまり適していないようだった。そんな中、私の目に飛び込んできたのがジュリアンだった。はっきりした色合いで、色の種類も多そうだ。運良く同種で5色選ぶことができたので、今回はこれでいくことにする。慌てて会計を済ませた。

DAY24: 名前をつけるか迷うとこ

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2月25日。5株のうち4株は新しい葉が生え花も増え、もう安泰なのだが、1つだけ元気がないのがいる。ピンクだ。毎日様子が気になって、外に出るたびプランターに寄ってしまう。(写真を撮る時もなるべくその事実が目立たないようにしていた)

つぼみはたくさん抱えているのだが、葉に勢いが見えない。専有面積が小さい。つぼみがなかったら枯れたと思われかねない。こんな思いをするのなら、このような例えをするのではなかった…と若干後悔するが、どうにか元気を取り戻してほしい。だからこの時点では、なんとなく名前をつけられないでいる。

DAY44: 狂い咲き

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3月16日。全体的に咲いて、華やかだ。心配していたピンクも花が開き、なんとか持ち直したように見える。しかしなぜだろう、黄色の花数がやけに多くないか。地面に対して黄色が目立つとかそういうレベルではないように見えた。そんなに四方八方に花を開かなくてもいいのではないか。筋肉か。やっぱり筋肉なのか。 

DAY50: 帰宅一人目

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3月22日。ときどき液肥を水に混ぜ、花がらを摘む程度の世話をしているジュリアンたち。黄色と赤はすこぶる元気だ。ピンクと青も次のつぼみを用意して咲いている。

問題は紫だ。花はたくさん咲いているが、よく内側を観察してみると、新しいつぼみを見つけられない。そのかわり葉が増えている。もしかしてもう来期に向けて株を育てるモードに入るつもりなのか?一株だけ先に花が終わるのは寂しい気もしたが、この状況に何かひっかかるものがあった。

 

「これは…『帰宅』!?」

 

『えびちゃんズー』のクイズサバイバル編、第1ステージの早押しクイズを突破できなかったやつみたいだ…その瞬間に、植えたあの日から、この栽培はそのサバイバルクイズ状の何かなのかもしれないと気がつく。カワイ(紫)は帰宅したのだ。

そういう目で振り返ると、ハシモト(赤)の圧倒的センター感やツカダ(黄)のとにかく元気そうなところ、トツカ(ピンク)の美しいけどたまにどっちに行くかわからなくなるところやゴセキ(青)の淡々としてそうなところなど、生育状況とキャラクターとのこじつけもたいへん捗った。

最終的に花が最後まで残るのは誰か。もはやただの園芸とは言えない気持ちで観察していた。

DAY80: 機を待つ者

4月21日。暖かくなってきたからなのか、ジュリアン達のつぼみがだんだん切れてきた。真っ先に帰宅したカワイはたくさん葉を出し、株を大きくしている。トツカもこの日帰宅となり、残りは3名となった。

ハシモトは元気な顔をしているが、どうも次のつぼみがない。ツカダもいくつかつぼみを持ってはいるが、かつての狂い咲きの様相とは変わってきている。

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そんな中強さを見せているのがゴセキだ。今咲いている花こそ1つでいまにも帰宅しそうだったが、なんと株元につぼみを隠していた。さすがゴセキ様…!

 

4月25日。ハシモトの葉が立ってきており、もう今年のつぼみが終わったことを感じさせる。花残2。ゴセキ:花2+つぼみ7〜8。ツカダ:花8、つぼみはもうないようだ。最後に残るのはどっちだ。

帰宅したトツカは新しい葉を順調に増やしており、ほっと胸をなでおろしている。カワイの茂り具合が半端ではない。

DAY85: 最終決戦へ

4月26日。ハシモト帰宅。熱い闘志忘れないよ!一番安定したペースで咲いてくれていた。

この勝負はゴセキとツカダの一騎打ちとなった。残り。ゴセキ:花2つぼみ8、ツカダ:花6つぼみ0。

DAY92: 決着

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5月3日。ツカダついに帰宅。勝者ゴセキ!

ゴセキはこの時点で花8の他に、更につぼみを4つほど持っている。圧倒的勝利だった。

以上をもって、うちのプランターで繰り広げられた「負けたら即帰宅!ジュリアン・クイズサバイバル(※クイズは別にしてない)」は終了となった。

個人的な感想とか反省とか

奇しくも2016年4月から、ABChanZooは番組枠の引っ越しによるプチリニューアルをしており、この記事を書いている現在クイズサバイバル編は放送されていない。あのルール内でみんなが活躍する番組作りを継続させるのも難しそうだが、個人的には放送時間に予定をなるべく入れないレベルで楽しんで見ていたので、少し寂しいなとも思っていた。そこに突如ぶち込まれた帰宅要素だったので余計熱く見守ってしまった。

今回は特に大きく枯れたりせず結果的に楽しめたが、軽い気持ちでメンバーカラーを揃えて植えると、ひとつだけ弱った時の良心の呵責がただごとではない。苗の選定には細心の注意を払うべきだ。もしくは管理が楽な種類にすべきだ。

また、買う時に色しか見てなかったため、途中で花の大きさが違うことに気がついた。次回があるのならそこもなるべく揃えてほしい。

園芸視点でのメモ(自分用)

  • 葉に水をあてない方がいいらしい(水をやるときは気をつけていたが、降雨への対応は今回特にしていない)
  • とても環境がよかったら夏越しも可能らしい(がいい日陰がなくて難しそうだ)
  • 花がらは早めに摘むこと